オデッサシステムとは

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オデッサシステムとは

"無機性汚泥を再資源化する画期的なリサイクルシステム"

建設汚泥などの“無機性汚泥”(産業廃棄物)に特殊固化材を混合・攪拌し、水を含んだまま短時間に造粒固化処理し、土木資材に再資源化するシステムです。

NETIS ※1)設計比較対象技術に指定

平成20年4月「NETIS」活用評価技術の『設計比較対象技術』※2)に指定され、従来技術と比べ活用効果が高く、安全性が優れている技術として位置づけられました。

※1)NETIS(新技術情報提供システム)とは、民間企業等により開発された新技術に係る情報を、共有及び提供するためのデータベースであり、国土交通省によって運営されており(New Technology Information System)の頭文字を取り『ネティス』と呼称されています
※2)登録No.TH-980015-V(旧登録)

オデッサシステムの特長

処理に関する特長

  • 脱水、乾燥、焼却処理が不要
  • 脱水、排ガス、汚水、悪臭の発生が無い
  • 品質と安全性を満たす改良(造粒固化処理)が可能
  • 全量リサイクルで、産業廃棄物税が課税されない
  • 改良土は、土木資材として100%リサイクル
    (盛土、裏込め、埋め戻し、路床などに利用)
  • 改良土は、降雨などで「再泥化」しない

施設の特長

  • ユニット設計でコンパクトな施設(設置・撤去が容易)
  • 固化材の自動制御、処理結果の自動記録
  • 産業廃棄物処理施設設置許可が不要(廃棄物処理法施行令7条対象外施設)

オデッサシステムを活用した汚泥リサイクル

歴史と処理実績

平成8年11月 「オデッサシステムM型」汚泥処理の新技術として公表。
平成9年12 「みやぎものづくり大賞特別賞」(宮城県)受賞。
平成10年8月 国交省「NETIS」登録、試験フィールド事業の対象
平成16年10月 「オデッサシステム」が商標登録される
平成20年4月 「NETIS/活用効果評価/『設計比較対象技術』」に指定

プラント仕様

 
製品名 OMR-G500D
処理能力 15㎥/時間
バッチ容量 0.5㎥
長さ 5,230mm
2,300mm
高さ 2,600mm
重量 9,000kg
 
製品名 OMB-F1000D
処理能力 60㎥/時間
バッチ容量 1.0㎥
長さ 6,600mm
2,300mm
高さ 2,600mm
重量 9,640kg

改良土「ユニ・ソイル」について

改良土「ユニ・ソイル」とは?

オデッサシステムにて、ごく短時間で粒状に安定化処理(造粒固化)した改良土です。

回収した汚泥は、オデッサシステムで粒状に安定化(造粒固化)することにより、再生材「改良土(ユニ・ソイル)」として土木資材として 造成工事、地盤改良工事、護岸堤防工事等の盛土材や埋戻し材、路床材、築堤材などの土構造物構築に使用が可能となります。
品質基準は「建設汚泥処理土利用技術基準(国土交通省)」に示される品質区分の第3種処理土(コーン指数400kN/㎡)以上の強度をごく短時間で確保します。

改良土「ユニ・ソイル」の特長

  • 土砂以上の優れた締固め度と、安心の安定品質

    土砂(山砂等)以上の優れた締固め度が確保でき、システム化されたプラント工場で製造しているため、現場でのセメント改良に比べて品質のばらつきがありません。

  • 盛土・埋め戻し材・路床材・築堤材などに100%リサイクル

    土木資材として様々な用途に活用できる強度を確保しているため、盛土材・埋め戻し材・路床材・築堤材など、様々な土構造物構築に使用されており、その力学的性能は高く、今後の循環型社会形成、汚泥リサイクル率向上および天然資材の枯渇化防止の一助と期待されています。

  • 降雨などによって泥状に戻らない(再泥化しない)

    雨が降っても泥状化しないため、施工性に優れています。礫、砂に近い土で水に溶けることがありません。

  • 「土壌の汚染に係る環境基準」の基準値を全てクリア

    「土壌の汚染に係る環境基準(環境省)」の全項目について、基準値以内をクリアしており、品質と安全性の管理を徹底しています。